雨の日のお散歩対策
雨の日だって、お散歩は“たのしみ”であり続けてほしい
雨の日のお散歩は、いつも以上にやさしさと工夫が必要です。
濡れることへの不快感や、足元の滑りやすさなど、我が子にとってもストレスになりやすい状況だからこそ、事前の準備が大切。
レインウェアや足元の保護を整えてあげるだけで、ぐっと快適に外を歩けるようになります。
ただし、雷や強風を伴うような荒天時には、無理に外に出ず、室内での遊びやストレッチに切り替えるのもひとつの方法。
我が子の様子をよく見ながら、「無理なく」「心地よく」過ごせるように寄り添ってあげましょう。
雨の日の散歩で問題が多い犬の特徴
雨の日のお散歩は、犬種によって向き不向きがあり、少しの工夫でトラブルを防ぐことができます。
以下のようなタイプの子は、特に雨の日の体調やケアに注意してあげましょう。
・フレンチブルドッグ：寒さに弱く、顔まわりのシワに水がたまりやすいため、濡れたままにすると皮膚トラブルにつながることも。
・チワワ：体が小さく被毛が薄いため、体温が奪われやすく、雨の日は冷えやすい傾向があります。
・パグ：短頭種のため呼吸がやや苦手で、湿気の高い空気がストレスになりやすい子も。
・シベリアンハスキー：ふわふわの厚い被毛は、一度濡れると乾きにくく、湿ったままだと皮膚に負担がかかることがあります。
我が子の体質や特性を理解して、「雨の日仕様」のお散歩スタイルでやさしくサポートしてあげましょう。
雨の日の散歩対策
雨の日でも、ちょっとした工夫で我が子とのお散歩は快適に。
濡れるストレスや体調不良を防ぐために、以下のポイントを意識してみましょう。
・音にもやさしいレインウェア選びを：体に合ったサイズのレインコートや靴で、濡れやすいお腹や足元をしっかりカバー。
犬は「シャカシャカ音」が苦手なことが多いため、音が少ない静音設計のウェアを選ぶのがおすすめです。
・お天気を見ながら短時間で：無理なく外に出られる小雨のタイミングを選び、散歩時間はいつもより少し短めに。
・帰ってきたら丁寧にふき取りを：全身をしっかり乾かし、足裏や肉球の間、被毛の内側もやさしく拭き取ってあげましょう。
・運動は室内でも代用OK：外に出られない日は、おうちでの知育トイやかんたんなトレーニング遊びで、運動不足をカバーできます。
雨の日だって、我が子と安心して過ごす方法はいろいろ。ぴったりの対策で、憂うつなお天気も“特別なお散歩日”に変えてあげましょう。
注意すべきポイント
雨の日のお散歩は、ふだん以上に“ちょっとした気づかい”が大切です。
我が子の健康と快適さを守るために、以下のポイントを意識してあげましょう。
・濡れたあとはしっかり乾かす：湿ったままの被毛は、皮膚炎やかゆみの原因になることも。特に脇の下やお腹、指の間などは丁寧にタオルドライをしてあげてください。
・体温の低下に注意：チワワやフレンチブルドッグなどの小型犬・短毛種は、濡れることで急激に体が冷えてしまうことも。レインウェアや短時間のお散歩で、冷え対策を忘れずに。
・足元もやさしく守ってあげて：雨で濡れた地面は冷たく、融雪剤や排気ガス由来の化学物質が付着していることもあります。
散歩後は足裏をやさしく拭き取り、必要に応じて靴や肉球クリームの使用もおすすめです。
雨の日のお散歩も、我が子のペースに合わせて無理なく、やさしく。その日の天候と体調に合わせて、柔軟に過ごしていきましょう。